クチコミとマス広告
今日は、「クチコミとマス広告」について
お話したいと思います。
「なんですか、それは?」と思われると思いますが。。。
聞いてくださいませ!
IT化以前は、いわゆるマス広告と呼ばれる、
TVのCMとか、新聞の広告とか
見る時間帯とか記事の関連とかである程度は
ターゲットを絞ろうとしていても、
不特定多数の目に触れるもので、
情報を広めようとして、
そして、見る側もCMなどの
広告をいわゆる情報として受け取っていました。
それが、IT化によって
広告主と利害関係の無い人によるクチコミ
(いいことを書いても別に広告主より
お金をもらえるわけではない人々)の声が
簡単に手に入るものになり、
※ステマ=ステルスマーケティングも中にはありますが、
また、今までだと情報(何か気になるモノやこと)を
雑誌や、TV(その中に広告も含まれる)から得るしかなかったものが、
自分からクチコミなど、TVや雑誌などの媒体に
載っていないものを探しにいけるようになりました。
で、ここまでがマス広告(従来型の手法)と
IT化以降の変革(クチコミ)について。
(そんなの知ってるわ~~という方すいません)
で、ここからが今日の本題。
じゃあ、従来型の手法で未だに
いわゆるマス広告をバンバン打っていた企業(予算のある)が
今どうしているかというと。。。
もちろん旧来のマスマーケティングのいい所と、
昨今のパーソナルマーケティングを駆使し色々やっているわけです。
そりゃそうだ~~という感じだと思いますが、
一例を。。
女性なら知っている方が多いかと思いますが。。
コスメのクチコミサイト「@cosme」
このサイト、化粧品やそれに付随する色々な商品の
使い勝手等々をクチコミ出来るサイトで、
私を含め多くの女性が参考にされています。
こちらのサイトで、ここ最近顕著になっていること。
最近、サンプル品での使用のクチコミが多い。。
なぜか、企業もクチコミを沢山書いてほしいわけですね。
で、サンプルを配る→クチコミを書書いてもらう→クチコミ数増える
という図式になり、
例えば「マスカラ」と検索した時に、
3人しかクチコミがなくて総合評価☆5.5のものと、
300人クチコミがあって総合評価が、☆5のものだったら。。。
後者の閲覧をしますよね~~
だって、平均して高評価なわけで、
より多くのクチコミがある方が信憑性が高い気がする。
ということで、高評価を得るためには商品力が必要ですが、
まずは、クチコミ数をあげる。のも重要。なので
サンプル品を沢山配り、クチコミをいっぱい載せてもらう。
という仕組みです。
じゃあこのクチコミ。@cosmeを検索する人が
参考にしているのは勿論ですが、
ITの世界を抜け出して
実際の店舗でも活用されています。
例えば、
商品のPOPに「@cosmeランキング1位」と
書くことで、
「クチコミで人気なんだ」と思ってもらい
手に取ってもらう。ことに一役買っています。
(ドラッグストアなどに行ったときにぜひチェックしてみてください。
結構あります)
こんなふうに、
クチコミを増やし、またそれをマス媒体(CMやらPOP、雑誌やら)
不特定多数の人の目に留まるところに活用されていくという
色々な手法をMIXさせたこの方法。
(説明が複雑になりすいません。。)
世の中の広告もすごいな~などと感心してしまいます。
で、ようやく本日のまとめ。
大手の企業のように、サンプルをばらまくことは難しいですが、
こういったクチコミなどを利用した方法は、
「あなたに届けてるのですよ!」「こんな人に注目されています」
のような、よりパーソナルな要素が必要になっているのではないでしょうか。
そして、マス広告(受身型)と、IT(自分から情報を取りに行く側)で
何か、企画を考えるときには常にそれを
念頭におき、プランを検討してはいかがでしょうか。
※ちなみに、ワタクシも@cosme参考にしております。
それが、サンプルであったにしろ内容は、厳しい評価もあり
参考にしております。
ちなみに、愛用品の一つは某100円ショップのマニキュア。
爪も痛まないし。早く乾くし。持ちもいいし。かなりおすすめ
こちらも、商品のシールに「@cosmeNO1」とPOPがついていて
発見しました(笑)
(これはさすがにサンプルとか配ってないだろうと思いますが。。)